人も森も元気になる
新しい里山づくり

富山市ファミリーパークは、富山市の西、呉羽丘陵の城山公園内に位置しています。ファミリーパークの建設計画は、昭和46年3月に富山市城山公園基本計画(日本公園緑地協会)、昭和49年3月城山北方動物園構想(日本公園緑地協会)、昭和53年3月動物園基本計画(世界野生生物基金日本委員会)とまとめられてきましたが、新しく昭和55年12月城山土地利用基本構想策定のなかにファミリーパーク動物・管理ゾーン建設計画(世界野生生物基金日本委員会)を位置付け、昭和56年2月ファミリーパーク建設基本計画が決定されました。
基本計画では、『自然の中で情操と科学心を養う』『動物と親しむ』『くつろぎ、遊び、楽しめる憩いの場を提供する』を目的とし、これを受けて「動物コーナー」、「芝生広場コーナー」、「遊園地コーナー」の3区画が計画されました。

この建設基本計画に基づいて、施設の建設が昭和57年9月着工、昭和59年4月27日に竣工し、翌4月28日に開園しました。 ファミリーパークは郷土の動植物についての様々な知識を普及するために、特に郷土(富山そして日本)の動物たちを中心に生態展示しており、郷土にすむ夜行性の小動物を展示した郷土動物園や自然環境の調査と保全などもおこなっています。 さらに世界的な視野に立った野生動物の種の保存事業にも参加しています。昭和59年の開園より、ファミリーパークは緑豊かな里山の自然環境の中で、家族が楽しみ、憩う施設として市民に親しまれてきました。
今後も「動物」「里山」「地域」をテーマに、様々な事業を進め、「人も森も元気になる新しい里山づくり」を目指していきます。

飼育動物

飼育動物数 91713点
(※2022年5月1日現在)

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哺乳綱 鳥綱 爬虫綱 両生綱昆虫綱 その他の無脊椎 合計
種類数 42種 33種 7種 3種 0種 6種 91種
飼育数 322点 332点 18点 18点 0点 23点 713点

沿革

昭和59年4月28日

ファミリーパーク開園

昭和60年3月

動物友の会発足

昭和62年6月

自然散策路「ふしぎの山」「ひみつの森」完成

昭和63年4月17日

入園者100万人達成

平成4年

「とんぼの沢」整備

平成5年7月10日

「金絲猴」特別展開催

平成7年3月23日

開園10周年記念事業「バードハウス」完成

平成11年3月26日

レッサーパンダ舎完成

平成12年2月11日

第1回Zoo夢21シンポジウム開催

平成12年5月20日

市民いきものメイト結成

平成16年7月31日

開園20周年記念「オオカミ舎」、「自然体験センター」完成

平成17年4月23日

入園500万人達成

平成18年10月

「呉羽丘陵にホタルを呼ぶ会」発足

平成18年11月

「ホタルのおやど」竣工

平成19年11月

ツシマヤマネコ飼育開始

平成20年12月1日

通年開園開始

平成21年4月29日

開園25周年記念イベント開催

平成22年3月

スバールバルライチョウ飼育開始

平成22年3月15日

「里山生態園」完成

平成23年5月

「カエルの谷」整備

平成26年3月15日

「無料エリア」オープン

平成26年4月28日

開園30周年記念式典開催

平成26年10月18日

開園30周年記念事業 ライチョウシンポジウム開催

平成27年3月

「ライチョウ舎A棟」オープン

平成27年6月

環境省のライチョウ保護増殖事業計画に基づき、ニホンライチョウの飼育を開始

平成27年9月28日

「第二ホタルのおやど」完成

平成27年10月11日

入園800万人達成

平成28年4月1日

森の冒険エリアオープン

平成30年3月

「ライチョウ舎B棟」竣工

平成31年3月

ニホンライチョウ展示開始

令和4年5月3日

入園1000万人達成

令和4年9月17日

熱帯鳥類館「バードピア」オープン

昭和59年4月28日ファミリーパーク開園
昭和59年
ファミリーパーク 開園
平成7年
10周年 バードハウスオープン
平成12年
市民いきものメイト結成
平成16年
自然体験センターオープン
平成19年
悠久の森事業スタート
平成21年
とやま・いのちの塔竣工