2024.06.16

お知らせ

二ホンライチョウの人工授精の取り組みについて(続報)

野生雄ライチョウの精液による人工授精で人工孵卵に取り組んでいる卵の検卵結果について、ご案内いたします。

乗鞍岳の野生雄ライチョウの精液による人工授精を当園の飼育雌に行いました。産卵した卵の人工孵卵を6/5に開始し、検卵機(光を当てて卵内のヒナの発生状況を調べる機械)による検卵を行ったところ12卵中4卵で発生を確認しました。(発生とは、受精卵が細胞分裂を繰り返して成長する過程のことです。)

発生した卵については引き続き人工孵卵を行い、6/21に再度検卵をおこない、発生状況を確認します。正常に発生が進めば6/26以降に孵化する予定です。 また、1回目の人工孵卵を開始した6/6以降現在までに人工授精した雌4羽で9個の産卵がありました。この卵については6月17日に孵卵器での人工孵卵を開始する予定です。

検卵(有精卵)

動画(検卵の結果、無精卵だった卵)